2025/02/06 10:00

アーユルヴェーダ製品に魅力を感じる人が増えているので、もう少し詳しく知っていただこうと思います。



アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは、インドの伝統的治療体系でその起源はインド亜大陸の文化に根づいたものです。

5,000年以上前に偉大な賢者達の古代予言者が生命の根本法則を1つの体系にまとめ上げました。

そこから生まれて世代から世代へと口伝えに伝えられてきたのがアーユルヴェーダです。

その専門書の中には紀元前1,000年前まで遡るものもあり、最もよく知られているのが内科を扱うチャラカ・サンヒターです。

今日でもアーユルヴェーダ医師の多くは1,000年以上前のテキストが簡潔にまとめられて書かれた『アシュターンガフリダヤ』が使われています。

あえて古い方のテキストを採用する理由は、それ以降の比較的新しいテキストはインドに入ってきた他の文化の医療体系に大きく影響を受けているからだそうです。

アーユルヴェーダの教えは、サンスクリット語で簡潔に書かれた韻文と主題的な内容で構成されアーユルヴェーダを勉強する学生は備忘録の役割も果たす『スートラ』という根本経典を用いて勉強しています。

学生達はまず丸暗記しグル教師が韻文の中に含まれている更に深い知識をわかりやすく詳しく解説してくれるのを聞き、理解を深めていきます。

これらのテキストには翻訳されているものもありますが、教師なしでたやすく理解できるものはないと言われています。

インドの古代言語であるサンスクリット語がアーユルヴェーダの背景にある哲学やその奥深さを映し出しているそうです。

サンスクリット語には意識の内面や意識を越えたものを表す言葉がたくさんあり、それらの言葉を他言語に翻訳すると意味の奥深さが失われてしまう懸念があります。
そのため西洋の言葉でアーユルヴェーダの概念を全て十分に表現することは不可能であると言われています。

概念や思想が1つの文化に入り込み初めてそのための言葉が発達するものなのかも知れません。

私たちがその概念などを正しく理解する事は難しいと思いますが、私たちの現代の生活に当てはめながらその考え方の一部を取り入れることはできるかと思います。

皆様に取次ぐアーユルヴェーダ製品には、このような深い歴史があるということを感じていただき、皆様の日々の生活に活用いただきたいです。


ではまた次の機会に。